有度山の砲台
山に行けないので小ネタです
以前調べものをしていてあるHPでこんな記事を見つけた
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清水の砲台
駿河湾を見下ろす有度山(日本平)には、
本土決戦部隊(護古部隊)が掘ったという八〇〇メートル余りの巨大な地下壕がある。
トンネルは一九四五年三月ころから掘られた。台座には高射砲が備え付けられる予定だった。
二〇人ほどを収容できる兵舎と武器庫も建設された。
谷田からは弾丸が、草薙からは食料が、
トンネルを通って山頂付近の前線基地と武器庫へと運はれるようになっていた。
兵士たちは静岡市の平沢寺とその周辺に居住し、三交代で建設にあたった。
松丸太をトラックで運び、作業現場までは人力で運んだ。
トンネルが完成するころには周辺に多数の軍用壕を掘った
(「日本平の巨大軍用トンネル」毎日新聞静岡版一九九八年一一月一九日付記事)。
護古部隊とは東海軍隷下の第一四三師団のことであり、
清水で陣地構築をおこなった部隊は歩兵第四一〇連隊だった。
「『阪復』静岡県区内接収関係」には清水砲台の配置図があり、
壕をもった砲台が駿河湾防衛に向けて清水の有度山と袖師、
さらに沼津の久料にも建設されたことがわかる。
有度山砲台の配置図によれば、内部には居住区、弾薬庫が作られ、
日本平と久能山方面に出入口がつくられていることがわかる。
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ずっと気になっていたのだがちょっと時間が空いたので調査
大体の見当をつけておいて山に突っ込みました
山の上から尾根筋を降りていくと木の間から海がちらほら見える場所
前方になんかコンクリートのようなものが!
周りは倒木で荒れてます
正面に回りこんでみました
幅3m位の簡単な構造 これが弾薬庫なのでしょうか?
中はこんな感じ
そこから東へ向かうとやや大きい構造物が
左右に入り口があり真ん中は石垣
コの字になっていて内部で繋がってます
これが居住区か?20人くらい入れるとは思うけど
さらに東へ
最初のものと同じタイプ
各施設は通路のような溝で繋がっているようです
その先に進むと
円形のコンクリート構造物が!
!!
これは砲台座でしょうか?
近づいてみると中には泥がたまりグチャグチャ
とても降りれる状態でない
写真ではわからないが前方には駿河湾が広がってます
まさにここが砲台だったのでしょう
太平洋戦争末期に作られ使用されることはなかった施設
今ここを訪れる人はほぼ居ない
このまま忘れ去られるのだろうか
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